那覇市三原の内科、胃腸内科、消化器内科、前田胃腸科医院

  • HOME
  • 大腸内視鏡症例
大腸内視鏡症例

陥凹型早期大腸癌

60代女性。便潜血検査陽性。8mm程度の粘膜癌です。内視鏡で切除できました。腺腫部分がなく、腺腫の過程を経ない癌と考えられました。この型の癌はポリープ型に比べ発見が難しく、悪性度が高い傾向があります。
※保険診療です

早期大腸癌

70代男性。便通異常。1cm程度の平皿状の隆起性病変です。内視鏡治療で摘出できました。
※保険診療です

有茎性大腸ポリープ(腺腫内癌)

30代男性。便潜血陽性。太い茎を有する大きなポリープです。大部分は腺腫ですが、一部に癌化がみられました。切除できました。
※保険診療です

側方発育型腫瘍(腺腫内癌)

70代男性。大腸ポリープ切除の既往があり検査希望。2cm弱の水平に広がるタイプのポリープです。大部分は腺腫ですが一部に癌細胞をみとめました。切除できました。
※保険診療です

若年性ポリープ

20代男性。血便。有茎性の大きなポリープです。通常みられる腺腫性ポリープと違い、大きくなっても癌化することはまずありませんが、出血したり、腸閉塞や腸重積の原因となるため、切除する必要があります。
※保険診療です

ポイツ・イェガース症候群

40代女性。手術予定あり、術前の精査目的で当院紹介。回腸末端に有茎性の巨大な腫瘤を認めました。口唇、足底に色素沈着がみられ、ポイツ・イェガース症候群が疑われました。皮膚粘膜の色素沈着と食道を除く全消化管の多発性ポリープを合併する遺伝性疾患です。しばしば癌化するため、ポリープは切除が必要です。手術予定の病院で確定診断され、ポリープも外科的に切除されました。
※保険診療です

潰瘍性大腸炎

60代男性。粘血便。大腸粘膜に炎症が起こり、びらん、潰瘍を形成し、粘液便、血便を排出する原因不明の疾患です。厚労省指定の特定疾患です。30歳以下の発症が多いですが、50歳以上にもみられます。直腸に始まり、悪化すると深部結腸に広がる傾向があります。この患者さまは直腸に限局しており、炎症を抑える坐薬を使用して良好に経過しています。
※保険診療です

クローン病

20代男性。腹痛、下痢、食欲不振、微熱、体重減少。回腸の縦走潰瘍(写真左上)、びらん、結腸の縦列傾向のある多発性びらん(写真右下)が認められ、クローン病を強く疑い、医療機関へ紹介、確定診断に至りました。主として10~20代の若年者に発症する原因不明の慢性炎症性腸疾患です。口腔から肛門まで消化管のいずれの部位にも病変を生じうること、しばしば狭窄や瘻孔を伴うことが特徴です。厚労省指定の特定疾患です。
※保険診療です

アメーバ腸炎

30代男性。粘血便。直腸に不整形の潰瘍が多発し、じわじわと出血もみられます。赤痢アメーバという病原微生物の感染によって起こります。1年以上の病悩期間がありましたが、当院で確定診断がつきました。
※保険診療です

大腸憩室出血

70代男性。血便(新鮮血)。緊急内視鏡を行ったところ、大腸憩室からの出血を認め(写真左上)、クリッピングにて止血しました(写真右下)。大腸憩室とは大腸壁の一部が袋状に外側に突出したものです。腸管内からみると穴ぼこにみえます。加齢とともに頻度が増えます。無症状のことが多いですが、時に炎症や出血を起こします。便通異常、腹部不快感、腹部膨満感がでることもあります。
※保険診療です